The first Noel, the angel did say,
Was to certain poor shepherds in fields as they lay;
In fields where they lay keeping their sheep,
On a cold winter's night that was so deep.
初めてのノエルだ、と天使たちが叫ぶ、*1
野で眠っていた貧しい羊飼いたちに。
野で羊たちを守っていた、
とても寒い冬の夜の彼らに。

*Noel, Noel, Noel, Noel,
 Born is the King of Israel.
*ノエル、ノエル、ノエル、ノエル、
 イスラエルの王がお生まれになった。

They looked up and saw a star
Shining in the the East, beyond them far;
And to the earth it gave great light,
And so it continued both day and night.
彼らは見上げ、そして星を見た。
東方で輝き、はるかに遠い。
地に向かって、それは大いなる光を投げかけ、
昼も夜も輝きつづけた。

*Refrain
*繰り返し

And by the light of that same star,
Three wise men came from country far;
To seek for a King was their intent,
And to follow the star wherever it went.
その同じ星の光によって
三人の賢者が、遠い国からやってきた。*2
王を探しあてることが彼らのめあて、
その行くところを星に導かれて。

*Refrain
*繰り返し

This star drew nigh to the northwest,
O'er Bethlehem it took its rest;
And there it did both stop and stay,
Right over the place where Jesus lay.
その星は北西に近づいてゆき、
ベツレヘムの上で休みをとった。
そして星はそこにとどまった、
まさしくイエスの横たわる場所の上に。

*Refrain
*繰り返し

Then entered in those wise men three,
Full reverently upon their knee;
And offered there in his presence,
Their gold, and myrrh, and frankincense.
三人の賢者は中に入って、
うやうやしく膝を折り、
イエスの御前に差し出した、
黄金、没薬(もつやく)、乳香を。*3

*Refrain
*繰り返し

Then let us all with one accord
Sing praises to our heavenly Lord;
That hath made heaven and earth of naught,
And with his blood mankind hath bought.
わたしたちも皆ひとつとなり、
天の主に賛美して歌おう。
虚無より天地を造りし者なる、
主の血でもって人類があがなわれたことを。

*Refrain
*繰り返し

*1 ノエルはフランス語で「生誕」を意味する。転じてクリスマスのこと。中世に使われていたスペルではNowell。ただしフランスの曲というわけではなく、れっきとしたイギリスの曲。フランス系であるノルマンに征服され、ノルマンの言語と英語がいりまじった結果。このキャロルの起源の古さの証明とも見ることができる。
*2 *3 マタイによる福音書に登場する、イエスの誕生を星で調べて馳せ参じた学者たち。「マギ」「占星術の学者」「王」ともされる。三人とは書かれていないが、彼らが聖母子に奉献した三つの宝に対応して三人であったと信じられている。

We Three Kings Of Orient Are《我らは東方の三人の王(我らは来たりぬ)》Hopkins Jr. : ロビンソン商会 歌詞対訳works
We three kings of Orient areBearing gifts we traverse afarField and fountain, moor and mountainFollowing yonder starわたしたちは東方の三人の王、贈り物をたずさえて、遠くから旅してきた。野を、オアシスを、多くの山を越え、はるかな星の後を追ってきた。
 cockrobin.blog.jp

text & tune: 17世紀頃の英国民謡

イングランドのコーンウォール地方につたわる民謡を、William Sandys (1792–1874)が採取して『Christmas Carols Ancient and Modern(古今クリスマスキャロル集)』に収録して出版した。文献初出は1832年であるが、おそらくは近世初期、あるいはもっと古くに発祥したと考えられている。本来は多くのバリエーションがあったかもしれないが、とりあえずは聖歌集に掲載された歌詞が代表的。

「羊飼いにキリストの誕生を伝える天使」


収録アルバム:Rejos for Joy


おまけ:津川主一(1896-1971)による訳詩がよく知られている。讃美歌集第二編の第242番、古今聖歌集の第29番として収録されている。


牧人(まきびと)羊を
守れるその宵
たえなるみ歌は
天(あめ)より響きぬ
よろこびたたえよ
主イエスは生まれぬ

あおげばみ空に
きらめく明星(あかぼし)
夜昼さやかに
かがやきわたれり
よろこびたたえよ
主イエスは生まれぬ

その星しるべに
三人(みたり)の博士ら
メシヤを尋ねて
はるばる旅しぬ
よろこびたたえよ
主イエスは生まれぬ

くすしき光の
導くまにまに
博士は馬槽(まぶね)の
主イエスにまみえぬ
よろこびたたえよ
主イエスは生まれぬ

収録アルバム:讃美歌第二編 第5集 クリスマス名曲選(2)


おまけその2:讃美歌21の第258番でも「牧人ひつじを…」で始まるが、あとに続く歌詞は口語訳になっている。


収録アルバム:讃美歌21/きよしこの夜


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