Past Three O'Clock《午前三時過ぎ》
モンテヴェルディ合唱団による歌唱
ザ・シックスティーンによる歌唱
*Past three o'clock,
And a cold frosty morn,
Past three o'clock,
Good morrow masters all.
*午前三時過ぎ、*1
凍てつく朝。
午前三時過ぎ、
おはよう、みなさん。
Born is a baby
Gentle as may be,
son of the Eternal
Father supernal.
赤ちゃんが生まれた、
おそらくは安産で。
とこしえなるお方の御子、
天上の御父の子が。
*Refrain
*繰り返し
Seraph choir singeth,
Angel bell ringeth,
Hark how they rhyme it,
Time it and chime it!
セラフィムが共に歌い、*2
天使が鈴を鳴らす。
聞け、韻を踏むのを、
時を刻むのを、鐘の音を鳴らすのを。
*Refrain
*繰り返し
Mid earth rejoices
Hearing such voices.
Ne'er to fore so well
Carolling nowell!
中つ地は歓び踊る、
その歌声を聞いて。
かつてない素晴らしさで
「ノエル」とキャロリングするのを。*3
*Refrain
*繰り返し
Hinds o'er the pearly
Dewy lawn early
Seek the high stranger
Laid in the manger.
農夫たちは野を越える、
早くも露に湿る芝を踏んで。
高貴なる客人(まれびと)を探しにきた、
飼い葉桶に眠るお方を。
*Refrain
*繰り返し
Cheese from the dairy
Bring they for Mary,
And, not for money,
Butter and honey.
日々の糧からチーズを
農夫たちはマリアに持ってきた。
お代は結構、
バターと蜂蜜も差し上げます。*4
*Refrain
*繰り返し
Light out of star-land
Leadeth from far land
princes, To meet him,
Worship and greet him.
星の光に照らされて、
遥かな地から導かれてきたのは
君主たち、イエスさまにお会いして、*5
拝み、挨拶するために。
*Refrain
*繰り返し
Myrrh from full coffer,
Incense they offer;
Nor is the golden
Nugget with holden.
宝箱いっぱいの没薬に、
乳香を諸侯は献げた。
黄金色の固まりも、
惜しむことはなかった。
*Refrain
*繰り返し
Thus they: I pray you,
Up sirs, nor stay you
Till ye confess him
Likewise and bless him.
あなたがたもかくあるべし、
さあおのおのがたよ、おとどまりあるな。
彼らとおなじく主への信仰を明らかにし、
彼らとおなじく主への祝福を献げるまで。
*Refrain
*繰り返し
*1 この歌詞は、後述する「waits」がかつて冬の夜明け前のモーニングコールとして呼びかけた決まり文句に由来する。聖書ではイエスが生まれた時間帯については言及されていないが、刑死した時刻は午後三時であったと明記されている。
*2 熾天使とも訳される。九つある天使の位の中で最高位にあるとされ、その外見は人間離れしており神への愛で燃え盛っている。『イザヤ書』や『ヨハネの黙示録』で言及される。役目は神への賛美。
*3 フランス語で「生誕」の意。転じてクリスマスを指す。
*4 聖書では羊飼いたちは贈り物を持ってきたかどうか書かれていないが、宗教劇や民謡などでは貴重な宝を持参したマギ(→*5)と対比させて、三つあるいは様々な贈り物をイエスに持参する描写がある。
*5 マタイによる福音書に登場する、イエスの誕生を星で調べて馳せ参じた学者たち。「マギ」「占星術の学者」「王」ともされる。
We Three Kings Of Orient Are《我らは東方の三人の王(我らは来たりぬ)》Hopkins Jr.
We three kings of Orient are Bearing gifts we traverse afar わたしたちは東方の三人の王、 贈り物をたずさえて、遠くから旅してきた。
cockrobin96.blogspot.com
text: George Ratcliffe Woodward (1848–1934)
tune: 英国民謡 "London Waits"
天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、
「さあ、ベツレヘムへ行こう。
主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。
そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。
その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。
聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。
しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。
羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
(ルカによる福音書 第2章13-20節)
原曲となった民謡のタイトル「Waits」とは、イギリスで中世から19世紀頃まで存在した、いわば「音楽団兼夜警団」。主要な都市では公務員として給与と制服が支給され、音楽を奏でながら夜間の町を巡回したり、時刻を知らせたり、時には行事で演奏をしたりした。「午前三時過ぎ、おはよう、みなさん」という妙に世俗的なリフレインは、この「Waits」が冬の夜明け前に演奏したモーニング・コールにもとづく。
Wait (musician) - Wikipedia
en.wikipedia.org
モンテヴェルディ合唱団 & ジョン・エリオット・ガーディナー
収録アルバム:クリスマス物語
ザ・シックスティーン & ハリー・クリストファーズ
収録アルバム: The Complete Traditional Christmas Carols Collection
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