Siúil A Rúin《シューリ・ルウ(行って、愛しい人よ)》Anúna
I wish I were on yonder hill
'Tis there I'd sit and cry my fill
And every tear would turn a mill
はるか彼方の丘まで行きたい
そこに座り込んで心ゆくまで泣きじゃくりたい
集めた涙で水車が回せるほどに
I wish I sat on my true love's knee
Many a fond story he told to me
He told me things that ne'er shall be
愛しい人の膝の上に座りたい
そして他愛のない話をいっぱい聞かせて欲しい
あの人は言った、「こんなことはもう二度とないだろう」と。
*Siúil, siúil, siúil a rúin
*行って、行って、行って、愛しい人よ
Siúil go sochair agus
静かに来て、
siúil go ciúin
そっと来て、
Siúil go doras agus éalaigh liom
扉まで来て、わたしを連れて逃げて
His hair was black, his eye was blue
His arm was strong, his word was true
I wish in my heart I was with you
その髪の色は黒、その瞳の色はブルー、
その腕は力強くて、その言葉は真実だった
彼のそばにいられたならと心から願っていた
*Refrain
*繰り返し
I'll dye my petticoat, I'll dye it red
And 'round the world I'll beg my bread
'Til I find my love alive or dead
ペチコートを染めましょう、赤い色に染めましょう、*1
世界中まわってパンを乞いましょう
愛しい人を見つけ出すまで、生きていようが死んでいようが。
*Refrain
*繰り返し
Siúil go doras agus éalaigh liom
扉まで来て、わたしを連れて逃げて
*1 赤いペチコートは物乞いの印とかどっかで聞いたのだが、どうもデマらしい。英語版wikiによれば閏年の2月29日は「女性から男性にプロポーズしてもいい日」であり、その印として赤いペチコートを着るという風習がある。またエリザベス女王に処刑されたスコットランド女王メアリーは、処刑されるときに「赤いペチコートと黒いドレス、白いベール」をかぶり「結婚式のような姿」だったと伝えられる。既婚女性としての気概を示すために染めたものか。
8 February 1587 - The Execution of Mary, Queen of Scots: A Primary Source Account - The Tudor Society
This primary source account of the execution of Mary, Queen of Scots is from Original letters, illustrative of English history; with notes and illustrations, Second Series, Volume III, ed. Henry Ellis (p113-118).
www.tudorsociety.com
text & tune: アイルランド民謡
「Shule Aroon」(シューラ・ルーン)とも。アイルランド語(ゲール語)と英語が混在する歌詞。恋人を戦地に送り出す娘の心情を歌う。バージョンによっては「道中ご無事で」とか「あの人はフランスへ」のような歌詞が追加される。
Siúil a rúin アイルランド(・ゲール)語メモ
ケルト音楽愛好家なら幾度となく耳にしたことがありましょう。
非常に有名なアイリッシュ・トラッドで、
多くのケルティック・ボーカリストの皆様が歌っていらっしゃいます。
clepsidra.angelwing.cc
恋人が向かった戦争とは、もともとは17世紀に起こったカトリック系の王様ジェームズ二世と、オランダから迎えられたオレンジ公ウィリアム及びその妻ジェームズ二世の娘メアリとの英国王位争いに端を発する。
アイルランドのカトリック教徒たちを率いたジェームズ二世は抵抗を続けるが(いわゆるジャコバイト運動)、1691年リムリック条約で降伏。アイルランドを追放されたアイルランドのカトリック教徒たちは、フランスに移住し「ワイルドギース(野雁すなわち渡り鳥)」と呼ばれる傭兵集団となった。
じゃあ『ヘルシング』に出てくるベルナデッド隊長は本来はカトリックだったりするんじゃなかろうか。
この歌はアイルランド系移民によってアメリカにも伝わり、18世紀独立戦争の際にButtermilk Hill(Johnny Is Gone For A Soldier)《バターミルクの丘(ジョニーは戦争へ行った)》という歌に変化した。アイルランド語がそのまま残っている部分があるのは、駆け落ちを示唆するような歌詞だったからではないかという説がある。
さらに200年後、ピーター・ポール&マリーによって反戦の歌Gone The Rainbow《虹去りて》として歌われる。
「戦争に行ったジョニーという名の恋人」というイメージは、《ジョニーが凱旋するとき(ジョニー、あなただとわからなかった)》に関連づけることもある。
Anúna & マイケル・マッグリン
収録アルバム: Selected 1987-2017
おまけ:ボーイズ・エアー・クワイアによるバージョン。ほとんど同じ歌詞だが、順番が違っていたり「持ち物を売って恋人に武器を買う」という内容が入っていたりする。
I wish I were on yonder hill,
'Tis there I 'd sit and cry my fill
and every tear would turn a mill.
あの遠い丘の上に座って、
心ゆくまで泣きじゃくりたい
そしたら涙で水車が回せるでしょう。
His hair was black, his eye was blue,
His arm was stout, his word was true.
I wish in my heart I was with you.
その髪の色は黒、その瞳の色はブルー、
その腕は力強くて、その言葉は真実だった。
わたしは心から願いました、彼のそばにいられたならと。
*Shule, Shule, Shule, Aroon
Shule go socair agus
Shule go kewn
Shule go duris agus ayliglume.
*行って、行って、行って、恋人よ
静かに来て、
ひっそりと来て、
扉を開けて、わたしも連れて行って!
'Tis oft I asat on my true love's knee,
Many a fond story he told to me,
He told me things that ne'er shall be.
わたしが愛しい人の膝に座ると
彼は他愛もない話をたくさんしてくれました。
彼は言いました、「こんなことはもう二度とないだろう」と。
*Refrain
*繰り返し
I sold my rock, I sold my reel,
When my flax was spun I sold my wheel
to buy my love a sword of steel.
糸巻き竿も売りました、糸巻き枠も売りました
亜麻糸を巻いた紡ぎ車も売りました
愛しい人に鋼のつるぎを買うために。
*Refrain
*繰り返し
I'll dye my petticoat, I'll dye it red,
And round the world I'll beg my bread,
Till I find my love, alive or dead.
わたしのペチコートを染めましょう、赤い色に染めましょう、
世界中まわってパンを乞いましょう。
愛しい人を見つけ出すまで、例え生きていようが死んでいようが。
*Refrain
*繰り返し
Boys Air Choir
収録アルバム: BOYS AIR CHOIR
Siúil a Rúin - Wikipedia
en.wikipedia.org
じゃあ『ヘルシング』に出てくるベルナデッド隊長は本来はカトリックだったりするんじゃなかろうか。
この歌はアイルランド系移民によってアメリカにも伝わり、18世紀独立戦争の際にButtermilk Hill(Johnny Is Gone For A Soldier)《バターミルクの丘(ジョニーは戦争へ行った)》という歌に変化した。アイルランド語がそのまま残っている部分があるのは、駆け落ちを示唆するような歌詞だったからではないかという説がある。
Buttermilk Hill(Johnny Is Gone For A Soldier)《バターミルクの丘(ジョニーは戦争へ行った)》The Weavers : ロビンソン商会 歌詞対訳works
Here I sit on Buttermilk hill Who can play me, cry my fill And every tear could turn a mill Johnny is gone for a soldierバターミルクの丘に座り込んで*1思う存分泣くわたしを誰が茶化せるでしょう涙を集めて水車を回せるほどまでジョニーは兵隊になって行ってしまっ
cockrobin.blog.jp
「戦争に行ったジョニーという名の恋人」というイメージは、《ジョニーが凱旋するとき(ジョニー、あなただとわからなかった)》に関連づけることもある。
参考文献:Johnny, I Hardly Knew Ye《ジョニー、あなただとわからなかった》Irish Rovers : ロビンソン商会 歌詞対訳works
《CAUTION!! この記事には残酷な記述が含まれています》When goin' the road to sweet Athy,Hurroo, hurroo!When goin' the road to sweet Athy,Hurroo, hurroo!When goin' the road to sweet Athy,A stick in me hand and a drop in me eye,A doleful damsel I heard cry,J
cockrobin.blog.jp
Anúna & マイケル・マッグリン
収録アルバム: Selected 1987-2017
おまけ:ボーイズ・エアー・クワイアによるバージョン。ほとんど同じ歌詞だが、順番が違っていたり「持ち物を売って恋人に武器を買う」という内容が入っていたりする。
I wish I were on yonder hill,
'Tis there I 'd sit and cry my fill
and every tear would turn a mill.
あの遠い丘の上に座って、
心ゆくまで泣きじゃくりたい
そしたら涙で水車が回せるでしょう。
His hair was black, his eye was blue,
His arm was stout, his word was true.
I wish in my heart I was with you.
その髪の色は黒、その瞳の色はブルー、
その腕は力強くて、その言葉は真実だった。
わたしは心から願いました、彼のそばにいられたならと。
*Shule, Shule, Shule, Aroon
Shule go socair agus
Shule go kewn
Shule go duris agus ayliglume.
*行って、行って、行って、恋人よ
静かに来て、
ひっそりと来て、
扉を開けて、わたしも連れて行って!
'Tis oft I asat on my true love's knee,
Many a fond story he told to me,
He told me things that ne'er shall be.
わたしが愛しい人の膝に座ると
彼は他愛もない話をたくさんしてくれました。
彼は言いました、「こんなことはもう二度とないだろう」と。
*Refrain
*繰り返し
I sold my rock, I sold my reel,
When my flax was spun I sold my wheel
to buy my love a sword of steel.
糸巻き竿も売りました、糸巻き枠も売りました
亜麻糸を巻いた紡ぎ車も売りました
愛しい人に鋼のつるぎを買うために。
*Refrain
*繰り返し
I'll dye my petticoat, I'll dye it red,
And round the world I'll beg my bread,
Till I find my love, alive or dead.
わたしのペチコートを染めましょう、赤い色に染めましょう、
世界中まわってパンを乞いましょう。
愛しい人を見つけ出すまで、例え生きていようが死んでいようが。
*Refrain
*繰り返し
Boys Air Choir
収録アルバム: BOYS AIR CHOIR







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