God Rest Ye Merry, Gentlemen《神が歓びをくださるように(世の人忘るな)》Willcocks
God rest ye merry, gentlemen,
Let nothing you dismay,
For Jesus Christ our Saviour
Was born upon this day,
To save us all from Satan's power
When we were gone astray:
おめでとうございます、御紳士がた*1
うろたえなさるな、
救い主イエス・キリストが
この日生まれ給うたゆえのこと。
それは我らをサタンの力から救い出されるため、
我らが道を誤りさまようときには。
*O tidings of comfort and joy,
comfort and joy,
O tidings of comfort and joy.
*慰めと喜びのおとずれよ、
慰めと喜び、
慰めと歓びのおとずれよ。
From God our heavenly Father
A blessed angel came,
And unto certain shepherds
Brought tidings of the same,
How that in Bethlehem was born
The Son of God by name:
天の父なる神から
ほむべき天使が遣わされた。
とある羊飼いたちに
かの知らせをもたらすために。
いかにしてベツレヘムに
主の御名によりて神の御子が生まれ給うたかを。
comfort and joy,
O tidings of comfort and joy.
*慰めと喜びのおとずれよ、
慰めと喜び、
慰めと歓びのおとずれよ。
From God our heavenly Father
A blessed angel came,
And unto certain shepherds
Brought tidings of the same,
How that in Bethlehem was born
The Son of God by name:
天の父なる神から
ほむべき天使が遣わされた。
とある羊飼いたちに
かの知らせをもたらすために。
いかにしてベツレヘムに
主の御名によりて神の御子が生まれ給うたかを。
*Refrain
*繰り返し
The shepherds at those tidings
Rejoiced much in mind,
And left their flocks a-feeding
In tempest, storm and wind,
And went to Bethlehem straightway,
This blessed Babe to find:
知らせを受けた羊飼いたちは
それはそれは心から喜んだ。
そして餌を食(は)む羊たちを置いて
大嵐と暴雨と暴風の中*2
ベツレヘムへまっすぐに向かった、
ほむべき赤子を探し当てるため。
*繰り返し
The shepherds at those tidings
Rejoiced much in mind,
And left their flocks a-feeding
In tempest, storm and wind,
And went to Bethlehem straightway,
This blessed Babe to find:
知らせを受けた羊飼いたちは
それはそれは心から喜んだ。
そして餌を食(は)む羊たちを置いて
大嵐と暴雨と暴風の中*2
ベツレヘムへまっすぐに向かった、
ほむべき赤子を探し当てるため。
*Refrain
*繰り返し
But when to Bethlehem they came,
Whereat this Infant lay,
They found Him in a manger,
Where oxen feed on hay;
His mother Mary kneeling,
Unto the Lord did pray:
ところが彼らがベツレヘムに着くと
そこにはみどりごが眠っていた。
羊飼いたちは飼い葉桶の中にその子を見つけた、
牛たちが食べる干し草の上に。
御母マリアがひざまずき、
その主に向かって祈りを献げていた。
*繰り返し
But when to Bethlehem they came,
Whereat this Infant lay,
They found Him in a manger,
Where oxen feed on hay;
His mother Mary kneeling,
Unto the Lord did pray:
ところが彼らがベツレヘムに着くと
そこにはみどりごが眠っていた。
羊飼いたちは飼い葉桶の中にその子を見つけた、
牛たちが食べる干し草の上に。
御母マリアがひざまずき、
その主に向かって祈りを献げていた。
*Refrain
*繰り返し
Now to the Lord sing praises,
All you within this place,
And with true love and brotherhood
Each other now embrace;
This holy tide of Christmas
All other doth deface:
今こそ主に向かいほめ歌え、
この場に連なる皆さんがた。
愛するひとと、仲間と共に
互いに今こそ抱きあおう。
このクリスマスの聖なる季節は
あらゆる有象無象は色あせる。
*繰り返し
Now to the Lord sing praises,
All you within this place,
And with true love and brotherhood
Each other now embrace;
This holy tide of Christmas
All other doth deface:
今こそ主に向かいほめ歌え、
この場に連なる皆さんがた。
愛するひとと、仲間と共に
互いに今こそ抱きあおう。
このクリスマスの聖なる季節は
あらゆる有象無象は色あせる。
*Refrain
*繰り返し
*1 本来は街角で門番などが小遣い稼ぎに、あるいは物乞いが喜捨を求めて歌った歌であろうとされている。道をゆく男性に「旦那」とか「社長」とか呼びかけている感じがそのまま残っている。「God Rest Ye Merry」は「神が健やかな状態(merry)に保って(rest)くださるように」というのが原義だが、当時の言い回しでは単に「ごきげんよう、(クリスマス)おめでとうございます」というほどの意味。誤って「God Rest Ye, Merry Gentlemen(神が安らわせてくださるように、陽気なご紳士方)」と解釈されることもある。
*繰り返し
*1 本来は街角で門番などが小遣い稼ぎに、あるいは物乞いが喜捨を求めて歌った歌であろうとされている。道をゆく男性に「旦那」とか「社長」とか呼びかけている感じがそのまま残っている。「God Rest Ye Merry」は「神が健やかな状態(merry)に保って(rest)くださるように」というのが原義だが、当時の言い回しでは単に「ごきげんよう、(クリスマス)おめでとうございます」というほどの意味。誤って「God Rest Ye, Merry Gentlemen(神が安らわせてくださるように、陽気なご紳士方)」と解釈されることもある。
*2 大荒れの天気なのになぜ羊を置いていくのかというと、新約聖書ルカ書(15:1-7)とマタイ書(18:12-14)に登場する「見失った羊のたとえ」にもとづいている可能性がある。100匹の羊のうち1匹が迷子になった時、99匹を置いてその1匹を探し出す羊飼いを、心配する必要がない99人より困っている1人を気に掛ける神の愛に例えているのだが、この歌詞では立場が逆転し、迷える羊たる人間が神の小羊たるキリストを探す構図になっている。
text: 18世紀の作者不詳の歌詞
tune: 15世紀の英国民謡 David Willcocks(1919-2015)によるアレンジ
text: 18世紀の作者不詳の歌詞
tune: 15世紀の英国民謡 David Willcocks(1919-2015)によるアレンジ
youが古語のyeとなっているが、youで歌うことも多い。18世紀イギリスに街角ソングとして現れ、1833年にウィリアム・サンディスに採取されて出版されて以来、現在に至るまで人気の高いクリスマスのキャロル。ディケンズの短編『クリスマス・キャロル』にもこの歌が引用されている。民謡によくあることとしてさまざまな歌詞で歌われていたが、イギリスの礼拝で聖歌として歌われる場合は1961年出版のCarols for Choirs(合唱隊のためのキャロル集)に収録されたバージョンが多い。
《世の人忘るな》あるいは《ほしかげさやけき》で始まる日本語訳詞もある。
God Rest Ye Merry, Gentlemen《神が歓びをくださるように(ほしかげさやけき)》The St Philips Boy's Choir
God rest ye merry, gentlemen, Let nothing you dismay, Remember Christ our Saviour おめでとうございます、御紳士がた*1 うろたえなさるな、 救い主イエス・キリストが
cockrobin96.blogspot.com
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団 & サー・デイヴィッド・ウィルコックス
収録アルバム: Carols From Cambridge: The Very Best Sacred Christmas Carols
おまけ:讃美歌第二編128番による日本語歌詞は以下の通り。
世の人忘るな
クリスマスは
神の御子(みこ)イェスの
人となりて
み救い賜(たま)える
良き日なるを
*喜びと慰めの
おとずれ
今日ここに来たりぬ
野に群れを守る
牧人(まきびと)らに
御使いは告げぬ
「恐るな、聞け
この良き知らせを
世の民らよ」
*繰り返し
喜びあふるる 牧人らは
ベツレヘム指して 道を急ぎ
馬槽(まぶね)に伏したる 主を拝みぬ
*繰り返し
いぶせき馬屋に
救い主は
嬰児(みどりご)となりて
眠り給う
友よ 声合わせ
称(たた)えまつれ
*繰り返し
この家に神の
恵みあふれ
みな健やかにて
来たる年も
心を合わせて
御国(みくに)のため
喜びいそしみつつ
御業(みわざ)に
励ましめ給えや
聖セシリア合唱団指揮:奥田耕天オルガン:吉田實
収録アルバム: 讃美歌第二編 第5集 クリスマス名曲選(2)
収録アルバム: クリスマス合唱名曲集
※記事の内容を楽しんでいただけましたら、上記Amazonリンクから普段のお買い物をしていただけると幸いです。弊ブログへのささやかな応援(紹介報酬)となります。
御業(みわざ)に
励ましめ給えや
聖セシリア合唱団指揮:奥田耕天オルガン:吉田實
収録アルバム: 讃美歌第二編 第5集 クリスマス名曲選(2)
収録アルバム: クリスマス合唱名曲集
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