O lovely Peace, with Plenty crown'd,
Come spread thy blessings,
thy blessings all around:
愛すべき平和よ、実りの王冠を戴く平和よ、
汝の祝福をゆき渡らせよ、
汝の祝福をすみずみにまで。

O lovely, lovely Peace,
Let fleecy flocks the hills adorn,
And valleys smile with wavy corn,
with wacy corn,
愛すべき、愛すべき平和よ
ふんわりした羊の群れよ丘を飾れ、
小麦を波打たせて谷よ笑え、
小麦を波打たせて。

Let the shrill trumpet cease,
Nor other sound,
But Nature's songsters wake the cheerful morn,
wake the cheerfull morn.
つんざくようなトランペットはやめよ、
他の音を出すのもやめよ。
天然の歌い手たちなる小鳥たちが、朗らかな朝を呼び起こす、
朗らかな朝を呼び起こす。

text: Thomas Morell(1703-1784) ヘンデルのオラトリオの作詞を多く担当した人
tune: George Frederick Handel(1685-1759)

オラトリオ《ユダス・マカベウス(マカベウスのユダ)》のうちの一曲。戦が終わり平和が訪れた喜びを歌う。また、旧約聖書詩編にある「あなたは豊作の年を冠として地に授けられます。あなたの過ぎ行かれる跡には油が滴っています。/荒れ野の原にも滴り どの丘も喜びを帯とし/牧場は羊の群れに装われ 谷は麦に覆われています。ものみな歌い、喜びの叫びをあげています。」(65:12-14)にもとづいている。 

 このオラトリオの中で最も有名なのが、表彰式とかで使われる《見よ勇者は帰る》であろう。

ユダス・マカベウス - Wikipedia

 ja.wikipedia.org

旧約聖書続編のうちのひとつ『マカバイ記』を原作としており、異教徒に制圧されるエルサレムが舞台。偶像崇拝を強要する征服者に対し、マカバイ(金槌を意味するのではないかという説がある)と呼ばれたユダとその兄弟たちが反乱を起こす。ゲリラ戦の天才であるマカバイは連戦連勝の末ついにエルサレム神殿を奪還し、国家独立と信仰の自由を勝ち取るというストーリー。
なお、マカバイ記によればマカバイは平和を味わうヒマもなく、政治的に独立し続けるために戦いに明け暮れ、最終的には戦死する。

収録アルバム: Vancouver Children's Choir: Can You Imagine?
O Lovely Peace
Vancouver Children's Choir
2013-09-29


おまけ:なんとなく出だしがメサイアの《ピファ》や《パストラーレ》にちょっとだけ似ている。

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