Alleluia, Alleluia, Alleluia
アレルヤ、アレルヤ、アレルヤ

O filii et filiae,
男子(おのこ)らよ、女子(おみな)らよ、
Rex caelestis, Rex gloriae,
天の王、栄光の王の子らよ
morte surrexit hodie,
王はこの日死よりよみがえりぬ、
Alleluia.
アレルヤ。

Et Maria Magdalene,
マグダラのマリアと、
et Jacobi, et Salome,
ヤコブの母と、サロメが、
venerunt corpus ungere,
御身体に油を塗らんと訪れぬ、
Alleluia.
アレルヤ。

A Magdalena moniti,
マグダラのマリアは
Ad ostium monumenti
墓石の開かれしことを伝えんと、
Duo currunt discipuli.
二人の使徒のもとへ走りぬ、
Alleluia.
アレルヤ。

Et Joannes Apostolus
使徒ヨハネと、
cucurrit Petro citius,
ペトロは急ぎゆきて、
monumento venit prius,
墓へ疾く来たりぬ。
Alleluia.
アレルヤ。

text: Jean Tisserand (?-1494) ジャン・ティスランと読む。フランシスコ会系の修道士で、モロッコで殉教したとされる。
tune: 15世紀フランスの作者不詳のメロディ

安息日が終わると、マグダラのマリア、ヤコブの母マリア、サロメは、イエスに油を塗りに行くために香料を買った。
そして、週の初めの日の朝ごく早く、日が出るとすぐ墓に行った。
(マルコによる福音書 第16章1-2節)

ロバート・アニング・ベル(1863 - 1933)
「墓参りの女たち」

フランスで人気のある聖歌。本来は十二連も続く長い歌詞。しかも微妙にバリエーションがある。英語では《Easter Alleluia》と通称される。
歌詞はマルコによる福音書第16章のエピソードに基づく。なお、このサロメは洗礼者ヨハネの関連人物とは別人。

Choeurs de Pierre Kaelin
収録アルバム: In Paradisum



おまけ:意外にも讃美歌・讃美歌第二編には該当なし。讃美歌21第320番では《ハレルヤ、ハレルヤ、息子よ、娘よ》として収録。

古今聖歌集第102番における日本語訳詞は以下の通り。

ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ

天つ神の子ら
いざ歌いまつれ
主はよみがえりぬ
ハレルヤ

夜は明け初めたり
女(おみな)ら集いて
み墓にと急ぐ
ハレルヤ

み使いあらわれ
おみならに告げぬ
主はガリラヤへと
ハレルヤ

おののくみ弟子に
主は告げたまいぬ
心安かれと
ハレルヤ

今日こそ祝い日
歓び讃えよ
主はよみがえりぬ
ハレルヤ

ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ