Ye Banks And Braes《うるわしき土手よ堤よ》Madelaine Cave
Ye Banks and Braes o' bonnie Doon,
How can ye bloom sae fresh and fair?
How can ye chaunt, ye little birds,
And I sae weary, full o'care?
うるわしのドゥーン川の土手よ堤(つつみ)よ、
どうしてそんなに瑞々しく花盛りなのか。
どうしてそんなに繰り返し歌うのか、小鳥たちよ
わたしは疲れ果てて、悩みに満ちているのに。
Ye'll break my heart, ye warbling birds,
That wantons thro' the flow'ry thorn.
Ye minds me o' departed joys,
Departed, never to return.
お前たちはわたしの心を引き裂く、さえずる鳥たちよ
花盛りのサンザシを気ままに飛び回る鳥たちよ。
お前たちは忘れさせてくれない、喜びが離れ去り
離れ去り、二度と戻らないことを。
Off hae I roved by bonnie Doon,
To see the rose and woodbine twine;
And lika bird sang o' its love,
And fondly, sae did I o' mine,
わたしはうるわしきドゥーン川の岸辺をさまよった、
絡み合うバラやスイカズラを探して。
わたしは小鳥のように愛を歌い、
心を込めて、わが恋人を愛おしんだ。
絡み合うバラやスイカズラを探して。
わたしは小鳥のように愛を歌い、
心を込めて、わが恋人を愛おしんだ。
Wi' lightsome heart I pu'd a rose,
Full sweet upon its thorny tree!
But me fause lover stole my rose,
And ah! heleft the thorn wi' me.
わたしは心弾ませてバラを摘み取った、
棘だらけの木に甘く咲き零れていたバラを。
なのに不実な恋人はわたしのバラを盗み、
そして、ああ! 棘だけがわたしに残った。
text: Robert Burns(1759-1796)
tune: James Miller(生没年不詳)とStephen Clarke(c.1735–1797)が共作した、The Caledonian Hunt's Delight《カレドニアの狩人の喜び》という曲。ちなみにカレドニアはスコットランドの雅称。
民謡調であるが、作詞・作曲者がともに明確にされている。《愛しき川の堤よ丘よ》または《おお、愛しの土手よ山よ》などと訳される。ドゥーン川はスコットランド南西部にある川。なお、yeというのはyouまたはtheの古語。
歌い手は男女どちらの立場にもとれる。歌詞の作者であるロバート・バーンズはスコットランドの国民的な詩人で、Auld Lang Syne《オールド・ラング・サイン(蛍の光)》やComin' Thro' the Rye《ライ麦畑で出逢ったら(故郷の空)》の歌詞は彼の作品である。
おまけ:基本的にはゆっくり歌う曲だが、カナダのケルトパンクグループ「The Real McKenzies」によるパンクロック調アレンジのカバーもある。


コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿