Casey Junior's coming down the track
Coming down the track
With a smoky stack
ケイシー・ジュニアが戻ってくる*1
レールをくだってやってくる
モクモクする煙突をふりたてて

Hear him puffing, coming round the hill
Casey's here to thrill
Every Jack and Jill
彼がシュッシュッポッポッと丘を巡るのをお聞きよ
ケイシーがわくわくさせにやって来たよ
たくさんのジャックとジルのために*2

Every time his funny little whistle sounds
Everybody hurries to the circus grounds
Time for lemonade and Cracker Jacks*3
Casey Junior's back
Casey Junior's back
彼のひょうきんな口笛が響いた時はいつでも
みんなはサーカス広場へ急ぐんだ
レモネードとキャラメルコーンの時間だよ*3
ケイシー・ジュニアが帰ってきた
ケイシー・ジュニアが帰ってきた

*1 本来は列車事故で乗客を守って殉職した機関士ケイシー・ジョーンズ(1862 - 1900)という実在の人物の、末っ子のあだ名。ケイシーが乗っていた蒸気機関車がこの愛称で呼ばれるようになったとも。ケイシーの勇敢な死はバラッドとして歌われた。ディズニーはケイシー・ジョーンズを扱った『勇敢な機関士』という短編アニメを制作しているが、悲劇的な事故には触れず、あらゆる手段を使って指定時刻に間に合おうとするコミカルな機関士として描いている。

Casey Jones(The Brave Engineer) 《ケイシー・ジョーンズ(勇敢な機関士)》Billy Murray : ロビンソン商会 歌詞対訳works
Come all you rounders if want to hear A story about a brave engineer Casey Jones was the rounder's name On a "six-eight" wheeler, boys, he won his fame 聞きたい鉄道員たちは皆寄っといで*1 勇敢な機関士の物語を その鉄道員の名はケイシー・ジョーンズ 第68号機の担当
 cockrobin.blog.jp
*2 マザーグースの《ジャックとジル》に由来する言い回し。男の子と女の子の総称。
*3 クラッカー・ジャックはアメリカのお菓子のブランドで、キャラメルコーンにピーナッツが混ぜてある。グリコキャラメルのようにおまけがついてきて、それを集めているコレクターもいる。

クラッカージャックオリジナルキャラメルコーティングポップコーン&ピーナッツ、各ボックス内に賞品付き-クラッカージャックによる合計6ボックス Cracker Jack Original Caramel Coated Popcorn & Peanuts w/ Prize Inside Each Box - 6 Boxes Total by


text: Ned Washington (1901 – 1976)
tune: Frank Churchill(1901 – 1942) Oliver Wallace(1887 – 1963)と共同とすることもある

ディズニー映画『ダンボ』に登場する劇中歌。これを書くためにあらためて『ダンボ』を見直してみたら、けっこうひどい話でワロタ。象のオールドミス連中の鼻もちならない感じもあれだが、それ以上にサーカスの安全管理が一体どうなっているのか気になる(大雨の中でテント張りとか、大型動物展示に対して子供が乗り越えられる程度の柵しかないとか、象の上に象乗せるとか、超高層のハリボテに本物の火を使うとかいろいろヤバすぎでしょ)。あれだけやらかしてよく営業停止にならんな。
それにダンボが大きくなって飛べなくなったらどうするんだろう? とりえがなくなるじゃないか。

なお、ディズニーキャラとしてのケイシー・ジュニアの初登場は、『ダンボ』の公開直前に製作・公開されたちょっとマイナーなドキュメンタリー風実写&アニメ映画『リラクタント・ドラゴン(別タイトルは「魔法の王国 なつかしのディズニースタジオ探訪記」)』(1941年)。劇中で試作品として見学させてもらう短編アニメで、すでにケイシー・ジュニアのメロディが使用されている。


日本語による歌詞は、ケイシー・ジュニアが日本では知られていないため、「サーカス列車が来た」というだけの他愛ない歌詞になっている。


サーカス乗せて汽車がゆく
ウーウウー ポッポ ウーウウー
野山越えてサーカス列車
陽気な ポッポ 汽笛

町から村へと響く
そら来た 駆け出せ 列車だ
サーカス乗せて列車がつく
サーカス列車 ようこそ

CDなどに収録されているナチュラル・ノーツによる歌唱では、ケイシー・ジュニアの名前が言及されている。

(CDのみ)
だいすき!ディズニー~ミッキーマウス・マーチ
外山喜雄
ポニーキャニオン
1994-03-18


The Original Studio Orchetra
収録アルバム: Classics from Dumbo
Casey Junior - Song Of The Roustabouts
Popular Classics
2013-11-12


抱き合わせバージョンもあるよ
収録アルバム:ダンボ オリジナル・サウンドトラック デジタル・リマスター盤


おまけ:その他の「ダンボ」劇中歌。

Pink Elephants On Parade《ピンクの象の行進》 Dumbo : ロビンソン商会 歌詞対訳works
Look out! Look out!Pink elephants on paradeHere they come!Hippety hoppetyThey're here and therePink elephants everywhere見ろよ! 見ろよ!ピンクの象のパレードがここに来るぞ!(パンパカパン)*1ここにもかしこにもどこもピンクの象だらけだ
 cockrobin.blog.jp

When I See An Elephant Fly《もし象が空を飛べたら》Dumbo : ロビンソン商会 歌詞対訳works
Did you ever see an elephant fly? Well, I seen a horsefly I seen a dragonfly I seen a housefly「空飛ぶ象なんて見たことあるかい?」「そうさな、『馬』アブなら見たぜ」「『鬼』ヤンマならあるぜ」「『家』バエもな」
 cockrobin.blog.jp

おまけその2:ケイシー・ジュニアの進化の歴史。2019年の実写版『ダンボ』にももちろん登場した。


おまけのおかわり:ケイシー・ジュニアは公式マジキチアニメこと「ミッキーマウス!」第5話「トーキョーでゴー!」にも登場した。日本をなんだと思っとるんやと言いたいところだが、満員電車の解像度が妙に高い。