コヴェントリー大聖堂聖歌隊による歌唱

女声合唱グループAngelusによる歌唱


The Lord's my Shepherd, I'll not want:
He makes me down to lie
In pastures green; he leadeth me
The quiet waters by.
he leadeth me, he leadeth me
The quiet waters by.
主はわが羊飼い、わたしは乏(とも)しいことがない。
主がわたしを臥させてくださるから、
緑の牧場に、そして主は導かれる、
閑かな水辺に。
主はわたしを導かれる、わたしを導かれる、
閑かな水辺に。

My soul he doth restore again,
And me to walk doth make
Within the paths of blessedness,
E'en for his own name's sake.
Within the paths of blessedness,
E'en for his own name's sake.
主はわたしの魂を生きかえらせ、
そしてわたしを歩かせてくださる、
祝福された道のうちに、
そのみ名のゆえに。
祝福された道のうちに、
そのみ名のゆえに。

Yea, though I pass through shadowed vale,
Yet will I fear no ill;
For thou art with me, and thy rod
And staff me comfort still.
thy rod and staff me comfort still,
me comfort still.
まことに、たとえ陰に覆われた谷を歩むとも、
わたしは禍いを恐れない。
あなたがわたしとともにおられ、あなたの杖と
鞭とがわたしを安らわせるから。
あなたの杖と鞭とがわたしを安らわせるから、
わたしを安らわせるから。

My table thou has furnished
In presence of my foes;
My head thou dost with oil anoint,
And my cup overflows.
My head thou dost with oil anoint,
And my cup overflows.
あなたはわたしの食卓を整えてくださる、
わたしの敵どもの目の前で。
あなたはわたしの頭に油を注ぎ、*1
わたしのさかずきを溢れさせてくださる。
あなたはわたしの頭に油を注ぎ、
わたしのさかずきを溢れさせてくださる。

Goodness and mercy all my days
Shall surely follow me;
And in my Father's heart alway
My dwelling place shall be.
And in my heart for evermore
Thy dwelling place shall be.
神の恵みと慈しみは、日毎(ひごと)に
わたしにつきしたがう。
父なる神のみ心はいつも
わたしの住みかとなり、
わたしの心はとこしえに
主のみ住まいとなるでしょう。

*1 頭に香油を注ぐことは、王や祭司がその地位につくときに儀式として行うこともあるが、この場合は客人に対する最高の歓迎を意味する。

text: 旧約聖書詩編第23編のWilliam Whittingham(c.1524-1579)による英訳
tune: James Leith Macbeth Bain(1860–1925)

メロディはスコットランドの牧師であったベイン、通称「ブラザー・ジェームズ」と呼ばれる人物によるもの。歌詞はさまざまな讃美歌詩をあてることができるが、ここで使われている詩編第23編は最も有名で人気のある詩編。普段のときの他、臨終のとき、追悼のときなどにもよく使われる。作詞者とされるウィリアム・ウィッティンガムは宗教改革者ジョン=カルヴァンの妹と結婚し、カトリックの典礼を継承したイングランド国教会の典礼に強く反対した人物でもある。音楽を好み、彼の旧約聖書詩編の英訳のいくつかは讃美歌歌詞として現在も残っている。

ユダヤ人はかつて牧畜民族であり、定住後も「羊飼い(神)とその羊(人)」というイメージを強く持ち続けた。英雄ダビデも元は羊飼いの少年であった。神は善良な羊飼いに例えられ、イエスもそのイメージを継承し、例え話によく用いた。

ムリーリョ(1617 - 1682)
「善き羊飼い」

Coventry Cathedral Boys' Choir
収録アルバム: Coventry Cathedral Boys' Choir


Angelus
収録アルバム: Contemplation
Brother James Air
Angelus
2012-10-05



おまけ:ウィッティンガムの《The Lord's My Shepherd》は、Jessie Seymour Irvine(1836-1887)によるメロディ《CRIMOND》があてられることもある。

これは讃美歌第二編41番および賛美歌21第120番として日本語訳された。